そろそろ日本語学校もEJU対策で忙しいころだと思います。最近は受験にN1の資格も課する学校が増えましたね。志望理由書、面接練習と忙しい頃だと思いますが、頑張りましょう。

今日は超上級レベルにオススメの読解本を紹介します。

それが思考を育てる100の講義という本。

最近の入試を見てみると、ただ単に日本語がうまいだけじゃダメ!自分の意見を持っている人、外国人の目線で日本の文化に気付ける人じゃないとダメだとつくづく思います。

本書は一ページが800位でテーマ別になっているので、20分ぐらいの速読教材に最適。外国人だけでなく日本語教師の方にももちろんおすすめです。

例えば人生論の中にある「食べやすいというのは料理に対する褒め言葉なのか?」という章にははこんな記述が




僕の小説について「読みにくい」「読みやすい」という意見が両方ある。前者は文体があわないとか、カタカナ表記が変だとか、そんな理由をあげている。後者は大体好意的なものらしく、要するに読んで「すんなり入ってきた」というイメージらしい。

料理に対しても「美味しい」と言わずに「食べやすい」と表現することが最近目立つ。特に若者に多い傾向だ。僕はこれを聞くと変な感じがする。

食べやすいというのは流動食とかのイメージで、食べるのに苦労がいらない、という意味だ。この反対は「食べにくい」であって、明らかに不味いとか、固すぎるとか、匂いが嫌いだとか、そういう意味になってしまう。

でも、たとえば、「食べごたえがある」というのも、食べるのが楽ではないという意味だから、要するに食べやすいの反対になる。「食べがい」があるも同じだ。

だから、料理が多い料理は、食べにくいはずである。

はっきりしているのは、美味しいかどうかの評価とは、少しずれているという点だ・・・。





どうでしょう?最後に作者は「生きやすい人生」「入りやすい大学」「デートしやすい人」とつきあい、「結婚しやすい」人と結婚して「しにやすい死に方」を選ぶこと。

これを一種の退化と呼ぶ。

と結んでいます。

うーーーん。深いい話じゃないですか?

日本語で物を考えさせる訓練にピッタリだとおもったので紹介します!オススメ。

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