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介護問題を考える

これは上野千鶴子さんと学生との共著「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります」という本を読んでひらめきました。自分の学校は韓国や中国の学生が多いのですが、日本と同じ時期に少子高齢化を迎える国であり、日本人以上に家族を大切にする儒教文化を持つ生徒には毎回好評です!では板書も含めて行きましょう

【介護問題キーワード】

・老々介護
・高齢化都市・マンション
・老人介護サービス
・日本の介護保険

まずはこんな感じで、大見出しに沿って日位使って話し合いをしてもらいます。では第一回目の講義内容としてどんなものがあるのか?



1 親子関係の変化

→ 守られる立場から守る立場へ。

今まで育ててくれた人の面倒を見る時に起こるのが心理的な負担。甘えられる存在から一気に甘えさせる立場に変わることが悲しいという人が多いという記事を紹介。結構介護の苦しみとして大きいそうです。親子の上下関係がはっきりしている家庭ほどその悩みは大きいとか?

偉いのはお父さん?お母さん?家庭事情を語ってもらいましょう。

2 誰が介護をするのか?

→ 経済力の有る無しで決定?長男・長女or兄弟全員?

論点は沢山あります。やはりアジア圏は長男が親の介護の面倒をみる代わりに不動産を継ぐという考えが多いですが、実際に中国など土地が広大な国の場合仕事の都合で都心部に行っていると帰ってこれないみたいです。

最近は欧米に移住している人も多く、親をどこの国で面倒を見るか?なども争点になって盛り上がります。各家庭ケースは様々です。

3 仕事と介護

→ フリーター,派遣,正社員の場合を紹介

実際にフリーターや派遣社員の場合は親の介護が始まると同時に実家に帰り、そこで面倒をみるというケースが多いんだそうです。パート+親の年金や保険などで生活をする人が年々増加。しかしその人たちが60歳を迎えた時の対策は出来ていないのが現状。怖いです

4 死へ向かう準備と意思決定

→ 安楽死がない以上事前に話し合うべきでは?

病院に運ばれたら、後は植物状態になっても医療費がかかり続けます。救急車で運ばれたが最後、本人の意思とは無関係に、命をつなぐのが医者の果たす役目だからです。結構重いテーマですが、遺書として残したいことなんていうのは盛り上がります。どんな死を臨むのか?誰に面倒を見てもらいたいか?という質問では様々な意見がでましたよ!


ここで日本の介護システムを紹介します。総合科目に必須知識なので。

【介護保険】
① 40歳以上の全国民が保険の財源を負担(老人も負担)
② 65歳以上の高齢者がサービスを受けられる
③ 利用者は一割負担
④ 介護の認定は、市町村が行う
⑤ 介護サービスは、民間業者や社会福祉法人が行う
⑥ 在宅サービス

a ホームヘルプサービス:ホームヘルパーが巡回して、在宅のままケアする
    →ホームヘルパーの資格が必要( 国家資格ではない )介護福祉士は国家資格 

b デイケア・・・在宅のまま、昼間だけ養護施設に通う

c ショートステイ・・・短期入所生活介護
一時間3000円位なので、1割負担で300円。×8時間×30日
=1か月約30万稼げれば介護を他人に任せて自分は免除される計算。

老人ホーム:厚生省の管轄 平均資金2000万

→ 持家がある場合はそれを売って介護付き老人ホームに入るのもあり。

ケアハウス:低価格の賃貸:国土交通省の管轄 平均4万。介護を付けると月15万

【 世界の介護事情を比較 】


韓国:日本とほぼ同じだが年齢制限はなし、20歳から介護認定

中国:介護保険制度はないが、国からの補助金制度はあり。保証金額が低い。

→ 各国ともリハビリ施設の機材 スタッフの不足。
  儒教思想により介護のアウトソーシングができないという現実がある。

北欧 :スウェーデン:人口700万 ノルウェー:人口450万 年金の85%は没収されるが、手厚い介護。デンマークは全額没収。しかし所得は全国民が公開で平等性を維持。

【 今後の対策 】

1 ワークシェア

一日2時間ずつ老人が交代制で働けるカフェを紹介。その費用の一部を医療費や介護料金として使う。長時間労働は無理なのでこれからはこのような交代制の職場が必要。働くことは稼ぐだけでなく社会との接点を増やし。ボケの予防に効果絶大。

2 老人アミューズメント

まだまだ日本には老人が楽しめる施設が少ないのでは?北欧を中心に介護の充実度を紹介する。

なんてことをやっています。今回は詰め込み過ぎましたが、自分は毎日介護関係の記事を集めておき、キーワードと論点を作ったメモ帳を用意してます!




上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください (光文社新書)


この本によると、介護で嫌なことベスト3は

1 排泄生涯 2 言語障害(介護相手の識別ができず) 3 歩行障害

だそうです。確かに下の世話を毎日しているのに「あなた誰ですか?」なんて親に言われたら苦しいんだろうなーって想像しちゃいます。上野さんと学生のぶっちゃけトークは心に染みます(><)

おすすめの本です。



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