よく音楽ができる人は数学が得意。数学は音楽と共通している部分があると言われますが、

音楽と言葉の関係とは一体どんなものなのでしょうか? そんなことをこの本で考えさせられました

今回の本は「耳で考える」という本なのですが、これはバカの壁で有名な養老猛司さんとジブリや

NHKの音楽を作曲している久石譲さんという二人の対談形式で各専門分野の観点から

音楽と脳や音楽と言葉、音楽と情報といった風に音を中心としながら様々な話が展開されています

この本を読んでハッと気づいたのですが、現代人(というか男性なのでしょうか?)はどうしても視覚

中心で物事を把握してしまう傾向があるのだと思いました。よく考えると、著書中で言及されてる

とおり、小川のせせらぎなんていうのは川だけでは成り立たない音の世界であるし、私たちが

絵を見て感動して泣くのより、音楽を聴いて感動することが多いのはそれだけ耳と脳との距離と

その関連性の大きさなんだなと実感しました。

言語はやはり耳から入ってくるというのも脳科学から説明されると納得の解答。映画を見ている時

映像と音楽は同時に流れているのに、光より遅いはずの音のを脳は先に処理したがるそうです

う~んなるほど。他にもいつもの「虫の話」なんかもでてきて面白い。

鳥の鳴き声を音楽としてとらえる欧米と、虫の鳴き声を音楽としてとらえる東洋とか

結構言語に関する話題が多いのも特徴です。絶対音感って言語野にあるって初めて知りました。

聴覚野にあると思っていたのに・・・。そういう意味で音楽は言葉なのかも知れません。

結構養老さんが話を引っ張っていろいろな分野に話題が飛ぶのですが、一本音楽という筋が

通っていて、音楽を通じて見通せる世界が非常に興味深く、こころに残った一冊でした


耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21 A 105)

【 せっかくだから久石譲さんの音楽も! すてきですね】




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