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日本人の発想、日本語の表現より。

 受験指導と風邪でダウンしている間に、気づいたらこの日本語ブログが二万人を突破していました(><)

 う~ん。マイナーな仕事ですが、同業者の方や日本語業界に興味のある方が

 多数いるんだろうなと思うと励みになります。

 さて、今回のおすすめ本は森田良行著の「日本人の発想・日本語の表現」です

 この本は日本語の表現を、日本人の立ち位置をもとにいろいろ分析してくれます。

 一部を簡単に紹介すると

 『我々は「バーベルが重くてとても持ち上げることができないとき、「重くて持ち上げられない」という

 表現にするのか、「重くて持ち上がらない」と表現するのかのどちらをえらぶのか?

 現実をあるがままの自然な姿として表現するならば「持ち上がらない」になるはずだが、

 日本語は己の能力を傍観的に叙述するのではななく、力を入れたにもかかわらず、

 動かない瞬間を己の心でキャッチして言葉で述べる表現方法を好む。』

 という感じです。基本的には日本語能力試験範囲の内容なのですが、改めて読むと、

 断片だけの知識がまとまってくる感じがしました。

 
 もう一冊は、以前に紹介した本です。入試にもでたので「日本語表と裏」からもう一度。

 『「セールスは断られたときに始まる」それを見て、私はあっぱれな精神!と大いに感心したのだが、

 同時に、なんと日本的なスローガンだろうか、と思った。なぜならこの標語は「日本人にとって、

 断るというのは、けっしてきっぱりと断ることではない」といっているように思えたからである。

 (中略) 

 そのいい例が「結構です」という慣用語であろう。この場合の「結構」というのは「申し分ない」

 「たいへん良い」という意味であるが、同時に拒絶の意思を表明する際にも用いられる。』

 なんて感じです。確かに確かに!「やっぱり」とかもそうですが、あいまいな表現おおいです

 「うん」・「ううん」・「うん、うん」などは日本語初級文法でも

 出てくる、おもしろ表現ではありませんか?

 「あなたはアメリカ人?」

 「ううん」

 「じゃあ、フランス人?」
 
 「ううん」

 「え、ロシア人なの?」
 
 「うん」

 「日本は遠かったでしょ?」

 「うん、うん」

 のようなジェスチャー(首ふり)つきの練習しませんでした?

 こんなふうに考えると、やはり日本語は奥深いです。だから、この仕事やめられないんですよね(笑)


 日本人の発想、日本語の表現―「私」の立場がことばを決める (中公新書)

 
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