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ズバリ日本語に関する本 お気に入り!


 みなさんは、日本語教師の必読本として何をあげますか?日本語学科や養成講座の必読本として

 かなり有名なのが、「日本語と外国語」・「日本語練習長」「日本語(上下)」などですよね。(読んでない方は是非)

 さらにそれらに加えてお気に入りの本が森本哲郎著の日本語裏と表です。内容は

 よろしく、やっぱり、虫がいい、どうせ、いい加減、いいえ、お世話さま、しとしと、こころ、わたし、気 のせい、まあまあ

 というような言葉を考えることで、日本人の心や、日本人の論理、総じて日本の文化を考えるというもの。

 そのなかでも自分がすきなのは「虫」のつく言葉の章です。一部引用します


 このように、日本人の身体のどこかに虫が棲んでいて、さまざまな働きをしているのであるが、
 その虫は人間の力ではどうにも統御できないので、できればそっとしておきたいと人びとは思っている。
 「虫が起きる」とたいへん針ことになるからである。ある場合には精神に変調をきたし、情緒が不安定になる。
 泣きだしたり、自信をなくしてしまったりする。だから、そういう人間を日本人は「泣き虫」といい、「弱虫」と呼ぶ。
 また、ひとつのことにとりつかれ、一途になり、パラノイアのような徴候を見せる。
 そこで日本人は、書物にばかり夢中になる人間を「本の虫」、ひたすら芸に打ちこむ人間を「芸の虫」などと呼ぶ。
 つまり、それはいずれも虫がそうさせていると考えるのである。
 娘に男ができると、それを「虫がついた」などというのも、日本独特の表現といっていいだろう。
 恋というのも虫のなせるわざなのである。男のなかの「恋の虫」が、娘のなかの「恋の虫」に
 とりついたというわけである。恋は分別を越えている羞を越えたものはすべて虫のせいなのだ。
 では、「虫がいい」というのはどういうことなのだろうか。体内の虫がいい気になっているというわけであろう。
 その虫のいいなりになって身勝手に振る舞うのを「虫がいい」とい人間にとって、
 心は見えない。そこで人びとは心というものをいろいろに表象した・・・・

 どうでしょうか?日本語科出身の韓国の生徒にも読んでもらっているのですが、やはり文化によって
 独自の表現があり、それが日本人を表すことにとても感心していました。

 好きな作家の一人である五木寛之さんも言及してましたが、「言葉」という文字は「事の端」から

 できており、事=事実となる重いものに付け足した葉=口先だけの軽い意味が付いたもので、
 
 言葉が物事の本質をつくことは語源から鑑みてもありえないとの事。確かに言葉で何事も説明

 できるというのは傲慢な感じがしますね。自分も日本語教師として言葉には気をつけなければ!

 なんど読み返しても新鮮さが色あせない良書だと思います!

  ↓
 日本語 表と裏 (新潮文庫)

 こっちもかなりおすすめです大野 晋、鈴木 孝夫、 森本 哲郎の三人が対談している本。いつまでも
 日本語教師用の本棚に入れておきたいです

 ↓
 日本・日本語・日本人 (新潮選書)


 
 
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